50歳以上になると、更年期の影響でお肌の調子が不安定になります。自分の肌でないように感じ、あせってあらゆるスキンケアを試みる方もいらっしゃるようですが、ここはあせらずじっくりとシンプルなスキンケアに徹したほうが良いようです。
肌が不安定になるのは、更年期によるホルモンバランスの乱れが原因ですので、色々なスキンケアを試しても効果がないことがあります。そのあせりから精神的不安定を引き起こし、ストレスなどでお肌を悪化させる原因にもなりかねません。ですからあまり神経質になることを避け、化粧品は、この頃から敏感肌対応のものに切り替えていきましょう。
基本的に、更年期(50歳以上)になると、お肌の皮脂と水分の両方が不足してきます。これはセラミドという肌(皮膚)の保湿機能をもつ角質細胞が減少することが原因と考えられます。
セラミドは、肌(皮膚)の表面の角質層の角質細胞を構成し、角質細胞中の保湿機能を高め永続させる機能を持ち合わせています。
肌表皮の角化の過程において、有棘細胞〜顆粒細胞で形成される層板顆粒から角質層に供給されるセレブドシドが酵素セレブロシダーゼによってセラミドに変化し、これが角質細胞間に連続的なラメラ構造を再配列して、不溶性の理想的なブロック構造を形成します。このようにセラミドは、内的には保湿力、外的には外部からの刺激防止を担う働きをします。
このセラミドが不足すると、肌(皮膚)の保湿力が低下し水分が不足しはじめます。保湿力を失った肌は乾燥しやすくなりバリア機能が破壊され外的刺激から身体を守れない状態になります。さらにセラミドの機能が低下すれば、乾燥肌や敏感肌、さらにはアレルギー性疾患を誘発する可能性が高まるのです。
ですので、肌の内側からはセラミドの機能、ヒアルロン酸の機能を高めることで保湿力を向上させ、外側からは適度な保湿と水分補給がスキンケアの基本となります。
もし、乾燥肌になることで「かゆみ」がひどいようであれば皮膚科など専門医に診療してもらうことも必要となるでしょう。