「子供や赤ちゃんが水虫になった」という話をよく聞きます。しかし、水虫の原因である白癬菌は高温多湿環境でしか繁殖しませんので、多くの場合、子供や赤ちゃんが水虫になるというのは考えにくいと言えます。
実は、水虫に似た症例で接触性皮膚炎という皮膚疾患があります。もしくは、水虫の白癬菌同様、カビ(真菌)の一種でカンジダ菌の疑いもありますので疑ってみる必要があります。大抵はどちらかのケースが大部分です。
もし不安であれば、皮膚科(病院)で白癬菌の有無を確認する必要があります。
家族に水虫の方がいる場合は、家の中で感染している可能性が高いのでどこかで感染していないか、確かめるようにしましょう。中でもバスマットやカーペットなどが最も白癬菌に感染しやすい場所ですから十分注意しなければなりません。
病院で診察してもらう場合についてご説明します。病院等で水虫の治療を開始する前には、患部の症状が本当に水虫の原因である白癬菌によるものかどうかの診断を行うことになります。
最初に皮膚科(病院)を受診すると、患部の皮膚の一部をとり、まずは白癬菌の有無を確認します。ここで、白癬菌が存在することが判明してはじめて正式に「水虫」と診断され、その後適切な処置が行われるのです。
治療は主に外用薬を使用します。その多くはイミダゾール系、チオカルバミン酸系の外用薬を患部に塗ることで処置され、症状の軽いものであれば間もなく完治します。
皮膚疾患には、ほかに水虫と似た症例もありますので、自分で安易に判断せず必ず専門医のアドバイスを受けるようにしましょう。
理想は、水虫がひどくなる前に予防することです。白癬菌に感染し「水虫」と診断されてからは完治までに時間と費用もかかります。水虫は適切に対応すれば予防できる皮膚疾患ですので、しっかり対処していきましょう。
言うまでもなく、通気性の良い部屋の環境を維持する様心がけることが重要ですし、とにかく、水虫が活動しやすい環境をつくらないよう心がけなければなりません。
何も対策せずに放置していると、水虫の原因である白癬菌はどんどん感染します。家族に水虫の方がいれば赤ちゃん・子供に感染しないように予防し、生活用品は分けて使用するくらいの工夫は最低限必要になります。