乾癬(かんせん)は、大小の乾いた発疹が身体の一部、もしくは身体全体に発症します。中高年層に多く見られるようです。
かゆみはそれほどありませんが、症状が悪化すると全身が真っ赤になる場合もあります。真っ赤になるのは紅斑(皮膚表面は乾燥した白いフケのようなもの)です。一部の発症で済む場合と大小の紅斑が連結して身体全体に広がる場合があります。
放置すると益々悪化しますので早急に対処しましょう。
乾癬の原因は解明されていませんが、自己免疫性の低下による異物に対するリンパ球の過剰反応説や遺伝説などがあります。
乾癬(かんせん)は他の皮膚疾患に比較し完治しにくい病気です。欧米型の食生活も関係しているようですから日頃の注意が必要です。
ちなみに乾癬には尋常性乾癬と膿疱性乾癬があります。
尋常性乾癬の症例が大部分です。膿疱性乾癬は、尋常生乾癬が悪化し膿をもつ発疹が発症した場合の症状を指します。尋常性乾癬はそれほどかゆみを伴うものではありません。しかし、放置すると徐々に悪化しますので、早期対処が肝要です。
尋常性乾癬は頭部から発症し、場合によっては全身に広がることがあります。その他、ひじやひざなど外的物質とかすれあう箇所、ぶつかって傷つくような箇所に発症することが多いようです。
尋常性乾癬は、大小の紅斑が発症し、身体の一部、もしくは全身に広がっていくのが特徴です。場合によっては紅斑同士が連結する場合もあるので注意が必要です。