じんましん(蕁麻疹)の原因は様々ですが、じんましん(蕁麻疹)の症例や特徴から見て、アレルギー性じんましん(蕁麻疹)と非アレルギー性じんましん(蕁麻疹)の2つに分類されます。一般的には、じんましん(蕁麻疹)はアレルギー性のものが多いと信じられていますが、実は非アレルギー性じんましんが多いと言えます。
アレルギー性じんましん(蕁麻疹)は、食品(食べ物)や服用する薬品類(化粧品なども含む)、身に付ける貴金属や衣類・下着の3つが主な原因とされており、一方の非アレルギー性じんましん(蕁麻疹)は、直接刺激(かきむしり)や日差し(日光)、暖房の長時間使用などが主な原因とされています。
じんましん(蕁麻疹)は、アレルギー性の有無に係わらず、これらの外的刺激が加わることで体内の肥満細胞が刺激され、肌(皮膚)表面にじんましん(蕁麻疹)となって現れるのです。じんましん(蕁麻疹)は、この他にも原因、誘発される原因は存在しますが、現代の医学をもってもじんましんの全容は明らかになっていないのが今の現状のようです。
じんましんの症状(特徴)でも触れましたが、注意しなければならないのは、じんましん(蕁麻疹)が内臓や気管支に発症した場合は、呼吸困難などを起こし、最悪は死に至るということもあるという事実です。ほとんどの場合は様子を見ることで、かゆみも1日か数日で治まるものが殆どですが、軽く考えず、慎重に対応しましょう。
様子を見ても症状が治まりそうにない場合は、迷わず専門医を受診すべきです。じんましん(蕁麻疹)対策の基本は、じんましんの膨疹(発疹)を直接かいたりしない。刺激を与えないということ。アレルギー性じんましんの疑いがあれば、疑わしい食物(食べ物)、薬品・化粧品の類を近づけない、使用しないことを肝に銘じ、冷静に対応してください。