洗顔スキンケアの基本は、入浴時に体を洗うのと同じで、皮脂の多い部位、汗の量の多い部位を中心に行います。顔で言えば、Tの部分。額から眉間、鼻まわり、口まわりにかけてが特に皮脂が多い部位です。このTゾーンを中心に念入りに洗浄し、後半で、残りの部位を洗浄するといったようにメリハリをつけるのが非常に重要です。
洗顔は「しっかり皮脂を落とし、きちんと保湿する。」が基本ですから、お肌にやさしいからと言って極端に洗浄力の弱いせっけんを使用しても、皮脂がお肌に残ってしまい、それがもとで肌あれや老化を引き起こしては何も意味がありません。そういう意味では、せっけんは「自分の肌が耐えられる程度で、皮脂がなるべくさっぱり落ちるもの」を選びたいものです。
洗顔後しっかりとすすいだら、タオルで押さえるようにふいて終了です。しかしここでも注意することがあります。すすぎと拭き取りです。正しいスキンケアとは、洗浄力の強い洗剤や石鹸(せっけん)で洗って終わりではありません。洗った後すぐの状態では、多量の汚れや皮脂、細菌等が残ったままになっていますので、十分すすぎを行わなければ、結局洗顔する前と同じ状態に戻って位まうということになります。
すすぎは最低でも10回、できれば一度の洗顔に50回以上は行うよう心がけましょう。やりすぎは確かに乾燥肌の原因にもなりかねませんが、自分のお肌の調子を見ては調整するようにしてください。どちらにしても最後は保湿しなければなりません。何事にもバランスが必要ということです。
また、タオルでの「拭き取り」も注意が必要です。せっかく汚れが落ちた、油がキレイに拭き取れても、最後のタオルの拭き取りで力任せにゴシゴシやったのでは、お肌の表面を傷めることにもなりますし、自ら肌のバリア機能を崩すことにもなります。その点十分に注意してください。
結果から申し上げると、実は洗顔法に正解はありません。個人の肌質や皮脂量と程度は様々ですので、これが正解ですと言えるものはないのです。ですが、「可能な限り汚れを落とし、洗顔後しっかり保湿する」という考えは万人に共通する基本洗顔法として認識していただければと思います。
むやみに誰もが「肌にやさしい」と言われる弱い洗顔料を使うのは間違いです。汚れは残さないというのが、スキンケアの基本となりますので、その点ご注意ください。また自分の肌の皮脂の分泌量などを良く把握しているのは自分しかおりません。季節によって洗顔法を工夫してみたり、アレンジしてみるということが非常に大切になります。