正しいスキンケアについて考えたいと思いますが、俗に言われるスキンケアとは、外的要因から肌を守るためのものを指すことが多いようです。昔に比べると大気汚染や環境の変化が原因で、皮膚や衣服に付着する汚れの量も増えましたし、日光を浴びると同時に影響を受ける紫外線の量も、オゾン層の破壊が進行したことで、無視できない深刻な状況です。
このような外的要因から肌を守るのことをスキンケアと指す場合がほとんどですが、本当の意味でのスキンケアはそれだけでしょうか?もう一度考えてみてください。
我々の肌を構成するひとつひとつの細胞は皮膚(表皮)だけで出来ているのではありません。その下部に構成される細胞の集合体を肌と呼ぶように、外部からだけでなく、内部、つまり体の内側からの健康から気をつけることが非常に重要となるのです。まずは、バランスのとれた食事と適度な運動を組み合わせた生活を心がけ、内外からのスキンケアを目指したいものです。
では今すぐにでもはじめられる外的スキンケアについて考えて見ましょう。日本人は特に全身や顔全体を満遍なく洗いきる習慣があります。しかも毎日洗っています。これは世界的に見ても特殊な習慣のようです。経済の高度成長後「不潔恐怖」のイメージが国内を覆い、特に20年程前から過度な洗浄が行われてきました。
乾燥肌や敏感肌などのトラブルに悩む若者が増えてきたのもこの頃からだと言われています。体の部位には、しっかり洗わなければならない部位とそれほど洗わなくて良い部位とがあります。
皮脂や汗の多い頭部(頭皮)、額、鼻まわり、口まわり、胸の中心部、背中の中心部、手、足の指などはしっかり洗う必要があります。しかし腕や脚はそれほど皮脂もでませんから、それらを集中的に洗ってしまうと乾燥肌の直接的要因になるのです。
洗い方にはメリハリが必要です。特に足の指などは、においを発する場合もあります。そんな時は、ブラシを用意して洗う必要があるのです。洗剤も液体のものは使いすぎる傾向にありますから、適量・適時間でメリハリのあるスキンケアを心がけるようにしましょう。