肌(皮膚)の角質細胞間脂質と皮脂が少なくなることで、皮膚から水分が蒸発し、表面がカサカサになる現象を乾燥肌と言います。乾燥肌になるにはこのほかにも幾つかの理由があります。具体的に挙げてみます。
簡単に言いますと、季節生活環境といった外的要因、生活習慣、食習慣の乱れから生じる内的要因で乾燥肌は誘発されるのです。
しかしその大部分が対応可能な原因ばかり。あなた次第で乾燥肌は克服できると言っても過言ではありません。(先天的だと感じる場合は医師など専門家による診断をお薦めします。)
加齢により、角質細胞間の皮脂や水分が不足しがちになることで乾燥肌が誘発され老化現象が進行しますが、日ごろの生活習慣、食習慣を見直すことで、進行を遅らせることは充分可能と言えます。
加齢による角質細胞間の皮脂や水分の低下はセラミドが不足している可能性が高いでしょう。セラミドは、肌(皮膚)の表面の角質層の角質細胞を構成し、角質細胞中の保湿機能を高め永続させる機能を持ち合わせています。
このセラミドが不足すると、肌(皮膚)の保湿力が低下し、保湿力を失った肌は乾燥しやすくなりバリア機能が破壊され外的刺激から身体を守れない状態になります。さらにセラミドの機能が低下すれば、乾燥肌や敏感肌、さらにはアレルギー性疾患を誘発する可能性が高まるので注意が必要です。