コンドロイチン硫酸は、ヒアルロン酸からつくられ、ムコ多糖トリオのひとつデルマタン硫酸と同様にタンパク質と結合して真皮の結合組織中や表皮細胞表面でお肌の代謝を促進します。
特に軟骨の細胞外マトリックスにアグリカンと呼ばれるプロテオグリカンとして多く存在し、皮膚などの結合組織、脳などあらゆる組織に広くみられます。主に関節などの炎症を抑える働きがあり、最近では健康食品の成分としても有名になりました。
※ムコ多糖トリオ:ヒアルロン酸/コンドロイチン硫酸/デルマタン硫酸
コンドロイチン硫酸は、ヒアルロン酸に硫酸が結合してつくられ、ヒアルロン酸の保水力を補強、増強するのです。コンドロイチン硫酸の効能は、非常に幅広く報告されていますが、いつくつか主なものを上げると以下の4つになるでしょう。
コンドロイチン硫酸はナトリウム塩にすれば水に溶け易い白色状の粉末になります。これを利用して医薬品として利用されることが多くなりました。
コンドロイチン硫酸はナトリウム塩にすれば水に溶けやすい白色粉末となります。これを利用して内服薬(神経痛、腰痛症、関節痛など)、注入剤(開腹手術後の癒着防止や後遺症の軽減など)、点眼薬(角膜表層の保護)がつくられます。