乾燥肌になる原因は、大きく分けて2通りあります。一概には言えないのですが、先天的(遺伝)なものと、後天的(加齢や洗剤など)なものとがあるのです。先天的というのは、いわゆる親や先祖から受け継いだ遺伝子が根本的な原因となっている場合ですし、その遺伝子だけを取り除くような治療は出来ないというのが現状のようです。ですので、この場合はなるべく神経質にならないように心がけ、長い目で見たときに乾燥性肌とどうやったらうまくつきあっていけるかということに注視したほうが得策のようです。だからと言って、全く対策の施しようがないというわけではありません。部屋の湿度を調節したり、保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸を減らさないよう食事の栄養に気を使ったりして乾燥肌を予防し、抵抗力を高めることは可能です。
一方の後天的なものが原因となっている乾燥肌の場合は、高齢化、加齢による角質細胞間脂質と皮脂の低下、或いは、石鹸などの過度使用による肌のブロック機能の破壊というものが原因となっているので、生活環境の改善に取り組むことでその大部分は解決されそうです。日本人に多く見られるのですが、過度な綺麗好きのため、皮脂の少ない部位への洗顔料やせっけんの使いすぎで、自ら肌を老化させているケースも少なくはありません。皮脂の多い箇所と少ない箇所を見極めた上でメリハリのあるスキンケアが大切なのです。
すでに乾燥肌になった患部をかいてしまって湿疹などができてしまった場合には、ステロイド外用薬を使うことがありますが、通常は保湿剤を塗る程度で充分ですので、あまり最初から大げさに考える必要はありません。乾燥肌の場合、夜に強いかゆみを伴い眠れなくなる時があります。そんな時は、抗ヒスタミン剤を内服することで対処が可能です。もちろん、この場合も医師の診断により適切な判断の元行ってくだウい。
また、入浴時にも注意が必要です。熱いお風呂に長く入るのは避け、低刺激石鹸を使用し、皮膚をこすり過ぎないようにします。入浴後には保湿剤を塗ることをお勧めします。その他、衣類、下着、寝巻きは、ナイロンやウールのものを避け、できるだけ綿製品にします。このように日常生活の注意を守れば、皮膚の乾燥によるまゆみはずいぶん抑えられるでしょう。以下のような点に気をつけて生活を改善してみてくださいね。