乾燥肌の対策方法を考える前に、乾燥肌にならないための予防方法、外的刺激からの防御方法を真剣に考えなければなりません。なぜならば、乾燥肌になる時期やタイミング、また乾燥肌になりやすい体質の方にはそれなりに乾燥肌を発症するなりの歴史の積み重ねがあるからなのです。花粉症患者の方に例えると少し語弊があるかもしれませんが、乾燥肌になるにはそれなりの日常環境や生活環境に偏りがあり、それが原因で乾燥肌になっている側面があるということなのです。
乾燥肌を予防するには、まず乾燥肌の原因を知ることから始めなければなりません。他でも触れているように、肌の乾燥は、皮膚内の角質細胞間脂質と皮脂が少なくなり、皮膚から水分に対する蒸発抑制力が低下し皮膚からの水分が蒸発することで起こるものです。角質細胞間脂質と皮脂の低下は、アトピー性皮膚炎などの遺伝的な体質によるものと、加齢や化粧品(石鹸)などによる後天的なものがあると言われています。前者の先天的なものは予防しようと思っても難しい側面もありますが、少なくとも後者は日常的なことですから充分対応可能と言えます。
なぜ乾燥肌になるとかゆみを生じるのでしょうか?乾燥肌にともなうかゆみは、皮膚内の角質細胞間脂質と皮脂が少なくなることで、皮膚から水分の蒸発抑制力が低下し皮膚からの水分が蒸発することで刺激に対するかゆみの闘値が低くなって起こることは、前でご説明しました。よって、自宅での暖房の長期・長時間使用や長時間入浴など、知らないうちに乾燥肌を助長してしまう行動をとっていることが少なくありませんので注意が必要となります。いずれにしても乾燥肌の大部分が日常生活に大きく起因していることからすると身の回りの生活環境に気を配られるだけでもずいぶんと問題は解決するのではないでしょうか。生活環境の改善と栄養バランスの良い食事に心がけ乾燥肌の予防を心がけましょう。
乾燥肌の改善はお金をかけずに身近なものから取り組めますが、個人によって肌質や体質は違いますし、先天的(遺伝)に乾燥肌なのか、後天的(生活環境など)に乾燥肌なのかによって対応の仕方も変わってきます。前でも触れているように、肌の乾燥は、皮膚内の角質細胞間脂質と皮脂が少なくなり、皮膚から水分が蒸発抑制力が低下し皮膚からの水分が蒸発することで起こるものです。以下のように日常環境に気を配るだけでもずいぶん状況は変わるのでやれるものから実践してみましょう。
乾燥肌の多くは、外的要因、特に生活環境によって引き起こされる場合が非常に多いと言えます。その一方で、外的(環境)要因ではなく、内臓の疾患を伴うものが約10〜50%ほどあると言われています。内分泌・代謝疾患や血液疾患、内臓悪性腫瘍、肝障害、賢障害、心因性などがその一部です。乾燥肌でも全身性掻痒症の場合は、内科的疾患が隠れていないか、病院でしっかり検査する必要があります。内臓等内科的疾患の場合は病原の改善が基本となりますから、スタートを誤まらないように注意しましょう。
また、かゆみの出にくい食事を心がけ体質改善をおすすめします。とは言っても「かゆみ」と食事の因果関係とは患者によって様々であり、アレルギー性のアトピー性皮膚炎でさえも、食事とかゆみ(発症)との因果関係というのは正式には立証されていません。もっとも良い対策は、一度摂取した食事をきちんと記録し、もしかゆみや赤み、アレルギーの症状が出た場合に何が原因なのかを分析するための材料や情報を準備しておくことです。症状によっては専門的に診てもらう必要もありますが、医師に診断してもらうとしてもその記録が役に立ちますのでこの方法をおすすめします。