肌は遺伝による先天的な原因のものを除いては、生活環境、外的刺激の度合いなど、後天的原因により乾燥しやすい状態となります。後天的な原因とは具体的に、高齢化・加齢による角質細胞間脂質と皮脂の低下、或いは、入浴時に使用する洗剤(石鹸など)の過度使用による肌のブロック機能の破壊、栄養バランスの悪い食事などを指し、考えてみると自身の生活環境の改善に取り組むことでずいぶん解消されるものも多いですし、高齢だからと言って簡単に諦める必要もありません。
また、乾燥肌を生成しやすくなっている生活環境を、食事や洗剤などの原因を含め考えられるものをいくつかピックアップしてみました。こう見てみると、実に日常的なものばかりです。そういう意味では乾燥肌はあなたの心がけ次第でずいぶんと症状は軽くなります。例えば長時間入浴を改善するなど今からできるものはスグにでも対策していきたいところです。
乾燥肌を予防するには、まず乾燥肌の原因を知ることから始めなければなりません。他でも触れているように、肌の乾燥は、皮膚内の角質細胞間脂質と皮脂が少なくなり、皮膚から水分に対する蒸発抑制力が低下し皮膚からの水分が蒸発することで起こるものです。角質細胞間脂質と皮脂の低下は、アトピー性皮膚炎などの遺伝的な体質によるものと、加齢や化粧品(石鹸)などによる後天的なものがあると言われています。
前者の先天的なものは予防しようと思っても難しい側面もありますが、少なくとも後者は日常的なことですから充分対応可能と言えます。「なぜ肌は乾燥するの?」で取り上げた乾燥肌の日常的原因を予防するコツを下にまとめてみました。これだけでもかなり効果があります。とにかく、乾燥から肌を守り、肌に直接触れる(こする)行為には特に気をつけることです。
乾燥肌の多くは、外的要因、特に生活環境によって引き起こされる場合が非常に多いと言えます。その一方で、外的(環境)要因ではなく、内臓の疾患を伴うものが約10〜50%ほどあると言われています。内分泌・代謝疾患や血液疾患、内臓悪性腫瘍、肝障害、賢障害、心因性などがその一部です。乾燥肌でも全身性掻痒症の場合は、内科的疾患が隠れていないか、病院でしっかり検査し予防する必要があります。内臓等内科的疾患の場合は病原の予防と改善が基本となりますから、スタートを誤まらないように注意しましょう。
また、かゆみの出にくい食事を心がけ乾燥肌を予防することをおすすめします。とは言っても「かゆみ」と食事の因果関係とは患者によって様々であり、アレルギー性のアトピー性皮膚炎でさえも、食事とかゆみ(発症)との因果関係というのは正式には立証されていません。もっとも良い対策は、一度摂取した食事をきちんと記録し、もしかゆみや赤み、アレルギーの症状が出た場合に何が原因なのかを分析するための材料や情報を準備しておくことです。症状によっては専門的に診てもらう必要もありますが、医師に診断してもらうとしてもその記録が役に立ちますのでこの方法をおすすめします。